現在位置 ホーム 調査報告・標準化 国内標準化 アクセシブルデザイン関連JIS・基本規格
本文をスキップしてメニューへジャンプ 本文ここから

アクセシブルデザイン関連JIS・基本規格

ここでは、アクセシブルデザインに関連するJIS規格を紹介しています。
規格本文は、一般財団法人 日本規格協会(JSA)内のJSA Web Storeより購入することができます。

“アクセシブルデザイン”とは

 アクセシブルデザインは、高齢者・障害のある人々の利便性を配慮しつつ、健常者の利便性も確保することを目的として、従来の設計を高齢者や障害のある人々のニーズに合わせ拡張することによって、製品、サービス、建物などがそのまま利用できる潜在顧客数を最大限に増やすための設計ということができます。これにより、ビジネス拡大の効果を得ることが可能になりますが、ビジネスを最優先させるのではなく、高齢者や障害のある人々の利便性を高めることが主たるねらいです。
 アクセシブルデザインは、ISOにおける ガイド71 の議論において、高齢者・障害のある人々が健常者と同様に社会システムにアクセスできる言葉として定義されています。

アクセシブルデザインの標準化 JIS

 “アクセシブルデザイン標準化”とは、高齢者や障害のある人々の不便さを解消する工夫を検討し標準化によって実現することです。
 日本では、経済産業省基準認証ユニットが、ガイド71 に基づき、高齢者や障害のある人々を配慮した標準化を推進しており、アクセシブルデザイン標準化事業を重要なテーマとして位置づけています。具体的には、日本工業規格(JIS)の制定、日中韓標準化協力事業による共同国際提案を行っています。
 アクセシブルデザインを推進するため、JISのタイトルを統一して「高齢者・障害者 配慮設計指針」として制定しています(一部例外があります)。アクセシブルデザイン標準化に係るJISは、現在までに27規格が制定されています。

アクセシブルデザインに関する国際標準化

 2001年にISO/IECガイド71「高齢者及び障害のある人々のニーズ に対応した規格作成配慮指針」が発行されました。日本では、2003年(平成15年)に ISO/IECガイド71 を翻訳した JIS Z 8071 が制定されています。
 このガイドはアクセシブルデザインにかかわるヒントを与えるものであり、これだけでは具体的な効果をねらう製品の設計は困難です。したがって、日本はISOの人間工学分野の技術委員会の ISO/TC 159 に働きかけ、特別なワーキンググループを設置して ガイド71 を補完する文書を作成する提案を行いました。このワーキンググループは ISO/TC 159/WG 2 として活動しており、そのコンビナー(とりまとめ役)を日本(産業技術総合研究所)が引き受けています。WG 2では現在 ISO/ TR 22411「高齢者 及び障害のある人々を配慮して製品やサービスの標準化を行うときガイド71を適用す るためのガイドライン及び人間工学的データ」をとりまとめており、近々発行される予定です。

日本、中国、韓国の共同作業によるアクセシブルデザインの国際規格案の提案

 一般財団法人 日本規格協会及び経済産業省基準認証ユニットは、アジアにおける標準化ネットワークを強化する目的で、近隣の中国及び韓国の規格協会及び政府標準化機関と連携して、北東アジア標準化協力セミナーを毎年3か国幹事持ち回りで開催しています。アクセシブルデザイン標準化に関する日中韓共同プロジェクトは、2003年(平成15年)の第2回北東アジア標準化協力セミナーにおいて設置が合意され、2004年(平成16年)9月に第1回、2005年(平成17年)に は第2回の日中韓アクセシブルデザイン標準化専門家会議が開催されています。この専門家会議には、日本から 一般財団法人 日本規格協会、公益財団法人 共用品推進機構(アクセシブルデザインファンデーション)及び経済産業省基準認証ユニット環境生活標準化推進室、中国から標準化機関である国家標準化委員会(SAC)及び中国規格協会(CAS)、韓国からは、韓国技術標準院(KATS)及び韓国規格協会(KSA)が参加して、参加国 が共同で国際提案を行うためのテーマの選定を行ってきました。 3か国による議論の結果、国際共同提案を行うテーマは、アクセシブルデザイン標準化が最も進んでいる日本の経験を生かし、JISの中から合意の得られるテーマを選択することとなりました。最終的に5件のテーマが採択・提案され、現在ISOで審議が進められています。

国際標準化機構(ISO)への新規規格提案5テーマ

  1. JIS S 0011 高齢者・障害者配慮設計指針―消費生活製品の凸記号表示
  2. JIS S 0013 高齢者・障害者配慮設計指針―消費生活製品の報知音
  3. JIS S 8014 高齢者・障害者配慮設計指針―消費生活製品の報知音―妨害音及び聴覚の加齢変化を考慮した音圧レベル
  4. JIS S 0031 高齢者・障害者配慮設計指針―視覚表示物―年代別相対輝度の求め方及び光の評価方法
  5. JIS S 0021 高齢者・障害者配慮設計指針―包装・容器


アクセシブルデザイン関連JIS(2011年11月現在 33規格)

基本規格(1)
 

基本規格
1. JIS Z 8071
「高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針」
Guidelines for standards developers to address the needs of older persons and persons with disabilities
JIS Z 8071(高齢者及び障害者のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針)とは、 2001年(平成13年)11月にISO(国際標準化機構)から発行されたガイド(ISO/IECガイド71)を、内容を変更することなくJIS化したものです。規格の作成に携わる人を対象とし、高齢者及び障害のある人々のニーズに配慮するための指針を提供。

─ 1 ─
 

本文ここまで
関連項目ここから 関連項目ここまで
障害のある人、高齢者、子どもなど、より多くの人が住みやすい社会を創ります。
文字の大きさを変更できます