空席チェッカー

稲葉 潤也(いなば じゅんや)さん
(大阪府立大阪南視覚支援学校 高校3年生)

 スマートフォン向けアプリ、または専用機器として提供。電車やバスといった公共交通機関の空席を教えてくれる。また、乗車中に席が空いた場合などにも通知してくれる。

 仕組み…公共交通機関の全ての座席の下にセンサーを埋め込み、人が座っているかどうかを機械で判断できるようにしておく。人が座っていないことが検出された場合は、アプリまたは機器(以下チェッカーとする)で「後ろの4人がけ座席の左手前が空いています」などと通知してくれる。
 音声(アプリの場合はスマートフォンに搭載されているスクリーンリーダーを仕様)の他、墨字、点字(点字ディスプレイ等を接続)でも通知でき、弱視者や盲聾者でも容易に使うことができる。チェッカーにはGPSが内蔵されていて、詳しい位置情報が取得でき、込んでいる時でも、電車の場合はホームに到着した段階で比較的空いている車両を通知してくれる。

 空席があるのに座れないという問題を避けることができる。また、空席だと思って座ろうとしたら人がいた、という問題も避けられる。