おもちゃを通して世界にさわろう 株式会社タカラトミー  サステナビリティ推進室 タカラトミーの共用品は、 おもちゃとアソビを通して、一人でも多くの子どもたちが障害の有無を越え、 共に楽しみ、仲良くなることを願って開発される「共遊玩具」。 目の見えない子どもたちを考慮した 「さわって識別ができる」、 「さわったとき、ずれたり倒れたりしにくい」、 「見た目の違いが音でも識別できる」おもちゃ。 耳の聞こえない子どもたちを考慮した 「音の存在や音声の内容を、光や動き、文字や画像などでも知ることができる」おもちゃ。 タカラトミーは、一般市場向けのおもちゃにさまざまな工夫をすることで 目や耳に障害のある子どもたちも「アソビ」を楽しみ、 育児をする目や耳に障害のある大人の方々にも安心して取り扱っていただける商品を目指し「共遊玩具」の開発に取り組んでいます。 リカちゃんの「おしゃべりオートロック 2階建てのグラン・メゾン」は目の見えない子どもたちも楽しめるよう、 アソビの工夫が複数盛り込まれた商品です。 テーブルにある凹みは、グラスを置いたときに不意にさわってもズレにくいので安心して遊べます。 この凹みのサイズはリカちゃんシリーズ共通の規格となっています。 玄関チャイムのボタンは「♪」レリーフが付いているため触っても楽しく、押す箇所が分かりやすくなっているほか、 宅配小物は種類によって紙素材の手触りを変えたり、 床の風合いも場所によってさわり心地を変えたりと、 視覚以外の感覚でも楽しめる工夫を取り入れています。 タカラトミーでは1980年から障害のある子どもたちも楽しめるおもちゃ開発の取り組みを始め、 創業者の 「誰もが楽しめるおもちゃづくり」、 「世の中のためになる企業経営」という想いを形にしてきました。 タカラトミーから始まった、より多くの子どもたちが楽しく遊べる商品の開発コンセプトは賛同を集め、 「共遊玩具」は現在おもちゃ業界全体で取り組む活動となっています。 共遊玩具の商品パッケージには 「盲導犬マーク」(目の不自由な友だちとも楽しく遊べるおもちゃの認定マーク)、 「うさぎマーク」(耳の不自由な友だちとも楽しく遊べるおもちゃの認定マーク)を入れ、 店舗で選んでいただく際に分かりやすくしています。