一般社団法人 日本玩具協会 「共遊玩具について」   ■はじめに  一般社団法人 日本玩具協会(以下 日玩協)は、目や耳の不自由な子どもたちも一緒に楽しめるおもちゃ「共遊玩具」の普及活動を1990年4月から始めました。 その数は、2026年8月現在までに、約4,400点にのぼりました。それらの玩具は、毎年日玩協で発行している「共遊玩具カタログ」に掲載し、全国の視覚障害特別支援学校等に配布し、業界を挙げての活動を、継続してきています。  対象となった各社の共遊玩具のパッケージやカタログには、目の不自由な子供たちも遊べる玩具には「盲導犬」、耳の不自由な子供たちも遊べる玩具には「うさぎ」をデザイン化したマークが表示されています。 ■経緯 この活動は、日玩協の会員企業である㈱タカラトミーの活動として開始されました。 しかし1社だけで工夫しても他社が別のことを行うのでは混乱してしまうとの懸念から、業界全体の事業として推進することが日玩協の理事会に提案された結果、賛同を得て、協会内に、活動に賛同する有志企業から成る「共遊玩具推進部会」が設置され、「共遊玩具」の名称の下に活動が推進されてきました。 「共遊玩具」として認定するには規準が必要であり、そのため協会は、1991年に日本点字図書館などの外部専門家の協力を得て、「共遊玩具ガイドライン」を作成しました。 日玩協は、各社から「共遊玩具登録」への申請のあった玩具を認定ガイドラインに基づいて審査し認定しています。認定した共遊玩具は、冒頭の共遊玩具カタログに掲載し、関係教育機関、盲人ホーム、盲学校、盲児施設、点字図書館、ろう学校、更生施設などに幅広く郵送・配布しています。 ■普及 共遊玩具の普及活動は、自発的かつ長期に亘る活動であることから、会員企業・業界人のモチベーションを長期に亘って維持していくことが重要です。 日玩協は、共遊玩具を業界内に広く浸透させるために、これまでに協会主催の新入社員研修において 共遊玩具の講習を行い、「共遊玩具」を玩具業界人にとって必須のリテラシーとして習得してもらっています。 また、玩具業界人向けに「共遊玩具セミナー」を実施し、更にTOKYOおもちゃショーにおいて、協会ブースで「共遊玩具」の展示を行い、 玩具業界内外に周知しています。 なお、「共遊玩具の啓発ビデオ」を作成し、「展示会」や「セミナー」等の資料として提供 しています。 更に、同協会は、2008年に創設した「日本おもちゃ大賞」に「共遊玩具部門」を設け、優れた共遊玩具とその開発担当者を大きく顕彰し、「共遊玩具」の開発を玩具業界の中に強く促しています。