目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト[第2回]
- 募集テーマ
- 日常生活で使うもの(非日常生活で使うものも含む)
- 主催
- 社会福祉法人 日本点字図書館/公益財団法人 共用品推進機構
- 表彰式
- 平成29年11月3日 10時30分
- すみだ産業会館(「サイトワールド2017」)
ごあいさつ
この度は、「第2回 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」に、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
お蔭様で盲学校の部では29名、34作品、一般の部では55名、90作品の応募をいただきました。
今回で2回目の開催となりますこのコンテストは、昨年度の応募と比較しますと応募総数は減ったものの、アイディアの内容は大変充実していました。そしてそれぞれのアイディアは、移動、衣服、家電製品、玩具、光学機器、書籍、情報、食品、日用品、文房具の分野に亘り、どれも今後のモノづくりに活かせそうなものばかりでした。
審査は審査員会にて厳正に行い、盲学校の部、一般の部、共に以下の3つの視点から、最優秀賞(各部1名)、優秀賞(各部2名)、入賞(各部5名)を選定いたしました。
- 夢のあるもの(非現実的なものであるが、夢があり希望が持てるものなど)
- 実現可能性があるもの(現実的であり、製品化可能なもの、あるいは少しの工夫で製品化ができそうなものなど)
- ユニークさ(斬新さ)があるもの(アイディアの内容がユニークであり、楽しみの持てるものなど)
今回、盲学校の部で最優秀賞に輝いたのは愛媛県立松山盲学校中学3年生の生徒の作品でした。弱視の人達のために考えた「ワールド ワイド グラス(WWG)」は、現時点での商品化は難しいかもしれませんが、そのニーズは高く、夢があり希望が持てるものでした。
一般の部の最優秀賞は、視覚障害のある人達にとってとても便利なアイディアで、今後の技術をもってすれば実現可能なのではないかと思わせる「お醤油シートわさび味」でした。
作品の選定に関わった審査員からは、「アイディアにあふれた受賞作品が多く、今年も選定することが大変だった」、「短い文章でもアピールポイントがはっきりしているものも多く読みごたえがあった」と総評がありました。
また来年第3回のアイディアコンテストを開催する予定です。それまでたくさんのアイディアを温めて頂ければ幸いです。
目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト事務局
社会福祉法人 日本点字図書館
公益財団法人 共用品推進機構
入選作品 盲学校の部
ワールドワイドグラス
最優秀賞
- ワールドワイドグラス(WWG)
- 宇佐亮さん
- (愛媛県立松山盲学校 中学3年生)
優秀賞
- アイ棒
- 北田佳琳さん
- (東京都立久我山青光学園 視覚障害部門 中学2年生)
- 音声付カラオケマシーン
- 広瀬由花さん
- (栃木県立盲学校 高校1年生)
入賞
- くろちゃんテープ
- 塩原桃華さん
- (長野県松本盲学校 小学4年生)
- なんでも読み上げマウス
- 太田愛菜さん
- (埼玉県立特別支援学校塙保己一学園 小学5年生)
- 自分にも周りの人にも“ぶつかっても痛くない”白杖
- 田中絢士さん
- (兵庫県立視覚特別支援学校 中学1年生)
- ガイドロボット『フレンド』
- 長尾悠司さん
- (徳島県立徳島視覚支援学校 中学3年生)
- ともだちコンパクト
- 三池心那さん
- (宮崎県立明星視覚支援学校 小学1年生)
入選作品 一般の部
お醤油シートわさび味
最優秀賞
- お醤油シートわさび味
- 石川修さん
- (神奈川県足柄上郡)
優秀賞
- どっこい太郎
- 内田多美子さん
- (東京都清瀬市)
- これでキミも計量マスター!
- 大西浩子さん
- (大阪府大阪市)
入賞
- しずかなカサ
- 近藤貞二さん
- (愛知県丹羽郡)
- カビソナー君
- 北村洋子さん
- (東京都西東京市)
- 映像・音声変換アプリ
- 橋本隆夫さん
- (愛知県名古屋市)
- 3dものさし
- 五十嵐修一さん
- (北海道函館市)
- てのひらサイズのダンシングドール・With Dance
- 小池恭子さん
- (愛知県名古屋市)
入選作品詳細と審査員講評
各入選作品の詳細と審査委員による講評については、下記のファイルにまとめました。ダウンロードしてお読みください。
PDF版ダウンロード
BES版ダウンロード
表彰式集合写真
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