新宿区立戸山図書館に行こう!

日時:2011年12月7日(水)
担当:金丸淳子

機構法人賛助会員の(株)図書館流通センターが管理運営する
新宿区立戸山図書館に、機関誌『インクル』の取材に伺いました。

<障害者週間のイベント>
取材に伺った日は、障害者週間(12月3~9日)の
イベント開催中(11月18日~12月14日)で、
企画展示などが行われていました。

●「ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオル」
視覚障害者であるダイアログ・イン・ザ・ダーク ( D I D)のアテンドの方々が、
手触りや風合いを高めるため何度もテイスティングし、
開発したタオルが「ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオル」。
http://www.goldpearl.co.jp/brand/did/index.html
3種類のタオルを箱の中に入れ、
来館者がその肌触りを試せるようになっていました。
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●デイジー図書(注1)の蔵書(CD)とデイジーの体験会
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注1:視覚障害者や活字の印刷物を読むことが困難な人のための
デジタル録音図書。
デイジー(DAISY)とは、システム名「Digital Accessible Information System」の略称。

●障害のある人が描いた絵の展示
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<図書館の音訳サービス>
図書館では活字の本が読めない人のために、
図書の音訳サービスを行っています。
音訳というと、ただ活字を読む”朗読”のイメージがありますが、
実際には挿入されている図やイラストの説明も加えていて、
とても時間がかかり、技術を要する仕事です。
音訳する本が付箋だらけになるほど、
いろいろなことを調べなければなりません。
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図書は、CDまたはカセットに録音します。
完成した録音図書は、専用の箱に入れて依頼者へ発送します。
利用者は、聞き終えたら郵便ポストに返却します。
録音図書はこのように貸出返却されます。
P1020153

新宿区立戸山図書館は、

障害者サービスの拠点館としての役割も果たし、

みんなが参加できる楽しいイベントも企画しています。

お近くにお住いの方は、

是非一度、図書館に足を運んでみてください。