2010夏休み サイエンススクエア

国立科学博物館で開催された「2010夏休み サイエンススクエア」で、共用品推進機構は、昨年に引き続き、「触って分かる絵を作ってみよう」というイベントを開催しました。

DSC00209

DSC00207

日時:2010年8月13~15日
場所:国立科学博物館 F会場
担当:森川美和ほか

「触って分かる絵」は、目の不自由な子どもたちの学習用としても活用されている「レーズライター」という道具を使って書きます。レーズライターの表面は柔らかい素材でできていて、その上にビニール製の作図用紙を敷き、ボールペンで絵を描きます。すると図形がそのまま浮き上がり、指でなぞって絵の形を知ることができます。

P8130587

集まった子どもたちに、シャンプーなどの共用品の説明から始めました。

P1050073

次に、レーズライターを使った絵の書き方の説明です。

P1050094

道具の使い方の指導を受ける子どもたち。

P1050098

ボランティアの方も、手伝ってくださいました。

P1050080

丁寧に、丁寧に書いている子。
じっと見守っているお父さん(足)。

P1050106

マンモスの絵は上級者コース。
苦戦している子どもたちを見かねて、
お母さんも手伝っていました。
というより、お母さんの方が一生懸命。

インターンシップの学生たちも、“先生”として参加。

DSC00221DSC00215

P1050111

P1050099

参加してくれた子どもたちの名前をテプラで作る学生。
帰るときにプレゼント。

P8130588

1日4回、予約制で1回10人ほどの子どもたちに楽しんでもらいました。
大好評につき、満員御礼。

P1050078

予約できなかった子どもたちも、
通路に展示した共用品のおもちゃで
遊んでいました。

P1050119

テルミを読む子どもに、「目の見えない子も、触って分かる本なのよ」と、
子どもに目隠しをして話すお母さん。
テルミ』 発行:日本児童教育振興財団

たくさんの子どもたちの笑顔と共に、3日間のイベントは終了しました。

第8回全国盲ろう教育研究会で共用品を展示

第8回(2010年度)全国盲ろう教育研究会 パネルセッションで
共用品を展示しました。

* 全国盲ろう教育研究会は、盲ろう児・者の教育に関わる事項について研究し、
盲ろう児・者の教育及び福祉の向上に寄与することを目的とする。」
「全国盲ろう教育研究会規約」より。

日時:2010年8月8日(日)
場所:筑波大学附属特別支援学校
主催:全国盲ろう教育研究会
担当:森川美和

この研究会のポスターセッションの中で、共用品の展示を行いました。
この会に参加したたくさんの先生方が見学に来られ、
共用品にとても興味をもってくださいました。

100808-1

研究会では、講演が行われました。

100808-4

100808-3

共用品の点字コーナー

100808-5

参加した先生方の見学の様子

「全日本盲学校教育研究大会・山梨大会」で共用品を展示

平成22年度全日本盲学校教育研究大会・山梨大会で共用品を展示しました。
日時:2010年7月29~30日
場所:山梨県立盲学校

☆P1050002

大会に参加した先生方が、共用品の見学に来てくださいました。

P1050001

触って分かる様々な工夫がされた製品を展示。

P1050059-2

視覚障害児の点字絵本『テルミ』(発行:日本児童教育振興財団)が
配布されました。

あきるの養護学校で、読み聞かせを行いました。

日時:2009年8月22日(土)
場所:東京都立あきる野学園
担当:森川美和、金丸淳子
あきるの読み聞かせ風景P1040583

 
あきる野学園養護学校で行われた「みんなおいでよ あきるのクラブ」で、幼稚園教諭の池田洋子先生による絵本の読み聞かせと、共用品の紹介を行いました。
読み聞かせを聞きながら歓声を上げている子、共用品のおもちゃに興味津々の子、なかなかその場を離れられず、ご両親やおばあちゃんに手を引かれながら、名残惜しそうに帰って行きました。いつもパソコンや書類、仕事関係の大人の人たちと向かい合っていることが多いのですが、時々、子どもたちを相手に展示会や授業をすると、体は疲れますが、肩こりは軽くなります。
共用品の市場は年々増加していますが、重複障害の子どもたちが使えるものは、まだそれほど多くありません。でも、手にとってみると、もう一工夫すれば使えそうだと分かるものもあります。
こういった機会に製品情報を伝え、子どもたちのことも、企業を初め、多くの人に伝えていきたいと思っています。

「2009夏休み サイエンススクエア」触って分かる絵をかいてみよう!

日時:2009年8月18~20日
場所:国立科学博物館(東京・上野)

夏休み、「2009夏休み サイエンススクエア」にブースを出展しました。テーマは「触って分かる絵をかいてみよう」、約680名の子どもたちが参加してくれて、みんなでたくさん絵を描きました。
科博1

絵と言っても、ただ絵を描くのではなく、目の不自由な子どもたちの学習用としても活用されている「レーズライター」という道具を使いました。
レーズライターの表面は柔らかい素材でできていて、その上にビニール製の作図用紙を敷き、ボールペンで絵を描きます。すると図形がそのまま浮き上がり、描きながら指でなぞることができます。

科博3
科博4
科博5
科博6
子どもたちは出来上がった作品を半田さんのところに持っていき、半田さんの感想を聞きます。「すごいわね、こんな難しい絵を描いたの?」「すごく丁寧に描けていますね!」と褒めてもらった後、点字で打った自分の名前のシールを作品に張ってもらった子どもたちは、満面の笑みを浮かべ帰っていきました。夏休みのひと時、初めての体験をした子どもたち。学校の友達にも伝えてくれるといいなと思いました。